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もともとポルトガルの植民地だったブラジルに、ポルトガル王家が戦禍を避け遷都したことが始まり。
当時の国王ジョアン6世はナポレオンの侵攻がおさまり王家がポルトガルに戻った後も、ブラジルに王太子ドン・ペドロ(のちの皇帝ペドロ1世)を摂政として残したが、
ドン・ペドロは本国の承認を得ないままブラジル皇帝として即位、諸外国にブラジル独立を認めさせた。
そのためポルトガル王位の継承について王家内で争いが起き、ペドロ1世はブラジル皇帝位を嫡男ペドロに譲り、ポルトガルへ戻った。
ペドロ2世は長期にわたる在位で善政をしいたものの、既得権益を奪われた土着支配者層の支持を失い、最終的に軍部クーデターにより王政廃止となった。 |