花筐館<秋桜の間>

 
  ルーマニア王家 Romania
  ルーマニア議会がホーエンツォレルン=ジグマリンゲン家のカールに即位を要請して成立。
カロル1世は妃エリサベタと不仲で後継の男子が生まれず、弟の次男フェルディナンドを王太子とした。
フェルディナンド1世と妃マリアもまた不仲で、彼らの子どもたちのうち下の4人はフェルディナンドの実子かどうか疑義がある。
彼らの長男カロルは平民であるジジ・ランブリノやマリア・マルティーニとの間に庶子をもうけたり、マグダ・ルペスクを連れて頻繁に国をあけるなど、
女性関係のスキャンダルにまみれ、さらには父王の死後王位継承を放棄してしまう。
そのためわずか6歳だった嫡男ミハイが王位を継承するが、数年後突如カロルが帰国して即位を宣言、ミハイを退位させた。

しかし第二次世界大戦の初期にトランシルヴァニアをハンガリーに割譲したためにクーデターが勃発、
カロル2世は国外退去処分となり、ミハイ1世が復位したが、大戦中にルーマニアはソヴィエトに占拠され、終戦後、王政は廃止された。
  系譜詳細
   
初代 カロル1世(1839-1914)(在位:1881-1914)
妃 エリサベタ(ヴィート侯女)(1843-1916) 第一王女 マリア(1870-1874) 夭折
2代 フェルディナンド1世(1865-1927)(在位:1914-1927)
妃 マリア(エディンバラ公女)(1875-1938) 第一王子 カロル(1893-1953) カロル2世
第一王女 エリサベタ(1894-1956) ギリシャ王妃
第二王女 マリア(1900-1961) ユーゴスラヴィア王妃
第二王子 ニコラエ(1903-1978)  
第三王女 イレアナ(1909-1991) トスカーナ大公子妃
第三王子 ミルチャ(1913-1916)  
3代 ミハイ1世(1921-)(在位:1927-1930)
4代 カロル2世(1893-1953)(在位:1930-1940)
妃 エレナ(ギリシャ王女)(1896-1985) 第一王子 ミハイ(1921-) ミハイ1世
妻 ジジ・ランブリノ(1898-1953) 庶子 カロル(1920-2006)  
妻 マグダ・ルペスク(1895-1977)    
妾 マリア・マルティーニ 男子  
女子  
5代 ミハイ1世(復位)(在位:1940-1947)
妃 アナ(パルマ公女)(1929-2016) 長女 マルガレータ(1949-)  
次女 エレナ(1950-)  
三女 イリナ(1953-)  
四女 ソフィア(1957-)  
五女 マリア(1964-)  

 

葵の間 桔梗の間 秋桜の間 百合の間 私書箱
日本史(系図)・古典等 フィギュアスケート等 世界史(系図) リンク 何かありましたらはこちらまで